Wシリーズをさらに面白く読むための森博嗣本ガイド

 

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? (講談社タイガ)

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? (講談社タイガ)

 

 先日ツイートもしましたが、この間完結した森博嗣のWシリーズ(全10作)があまりに面白かったので勢いで書くことにしました。思った以上に長くなったので、3回に分けることにします。第1回目はWシリーズをさらに面白く読むための森博嗣本ガイドです。

 

 

 

 

Wシリーズが面白いのに、いまいちマイナなのはWシリーズが森博嗣ユニバースとも言うべき大量の著作の最新シリーズに当たり、敷居が高いと思われているからじゃないかと思っています(想像)。が、実はそんなことはありません。読んでたほうがより面白いのは確かですが、Wシリーズから読み始めても全然OKです。過去作の登場人物もほぼ出てきませんし。ただ、今から言うことはWシリーズを読むべきで大事なことなので覚えておいて下さい。

 

 

 

「真賀田四季という天才が色々やってた」

 

 

 

これです。大事なことなので、もう一度言います。

 

 

 

「真賀田四季という天才が色々やってた」

 

 

 

これだけ覚えておけば楽しめます。

アホか?余りに、荒すぎるという諸兄は百年シリーズの最初の2作、「女王の百年密室」と「迷宮百年の睡魔」を読んで下さい。スズキユカの漫画版も素晴らしいのでそっちでも良いと思います。というか、俺は漫画版を勧めます。

 

女王の百年密室 (幻冬舎コミックス漫画文庫)

女王の百年密室 (幻冬舎コミックス漫画文庫)

 

 

 

迷宮百年の睡魔 (幻冬舎コミックス漫画文庫)

迷宮百年の睡魔 (幻冬舎コミックス漫画文庫)

 

 

 注意して欲しいのがこの2冊が面白かったとからといって百年シリーズ3作目「赤目姫の潮解」を読んではいけません。

「赤目姫の潮解」は森博嗣版、ドグラマグラとも言うべき著作で読み解けば凄く面白いのですが、初見だと意味不過ぎて挫折する可能性がありますw

 

赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE (講談社文庫)

赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE (講談社文庫)

 

 

 

赤目姫の潮解 (バーズコミックス スペシャル)

赤目姫の潮解 (バーズコミックス スペシャル)

 

 

 「赤目姫の潮解」もWシリーズとちゃんと繋がりがあるのですが、これもきちんと読み解かなねば認知不可なレベルですw

あと、余裕があるのならS&Mシリーズ一作目の「すべてがFになる」を読んで下さい。

「すべてがFになる」は有名で、漫画、ドラマ、アニメ、ゲームなどになっているので好みのやつをやればよいと思います(私は原作小説以外未体験)。

 

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

 

 

これで面白くなったら、Wシリーズを読んだ後に各シリーズを読めば良いと思います。

 

 

まとめると

「女王の百年密室」

「迷宮百年の睡魔」

「すべてがFになる」

を読めばWシリーズを楽しむには十分です。優先度は上から降順となります。

では、次回はWシリーズの魅力をダラダラ語ります。